【傷病手当金】

社会保険労務士の小泉です。

今回は傷病手当金申請の状況について記載致します。

傷病手当金の受給の原因となった傷病別の件数の割合は以下のようになります。
調査対象件数:154,897件
1.精神及び行動の障害 32.96%
2.新生物(※1) 14.56%
3.特殊目的用コード(※2) 10.79%
4.筋骨格系及び結合組織の疾患 8.87%
5.循環器系の疾患 7.79%
6.損傷・中毒及びその他の外因の影響 5.60%
(※1)各種腫瘍、悪性リンパ腫、白血病
(※2)新型コロナウイルス感染症を含む

一番割合の高かった「精神及び行動の障害」は、
1995年は4.45%、2003年は10.14%でしたが
2021年には32.96%とこの25年で約7倍に増加しています。
これは、メンタルヘルスの不調が個人や企業のみならず
社会にとっても深刻な状況となっていることがうかがえます。
メンタルヘルスの不調の未然防止を図る観点からも
社員の労働時間の管理、仕事の量と質、パワーハラスメント、
セクシャルハラスメントを含む職場の人間関係などを把握したうえで、
「職場における心の健康づくり~労働者の心の健康の保持増進のための指針~」を参考に
職場環境等の改善を進めていきましょう。

精神疾患もコロナによりテレワークが増加し、上手くストレッス発散できずに患ってしまう事も考えられます。

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